ずっと疑問だったのですが、メロンって野菜と果物のどっちに分類されるんですか?
確かにわかりにくいよね!メロンは野菜か果物のどっちか解説するからよく聞いてね!
メロンは野菜か果物どっちなの?
皆さんはメロンが野菜と果物のどちらに属しているがご存じですか?
「この濃厚な甘みは果物でしょ?」
「甘味は関係ないでしょう!スイカやバナナだって野菜じゃん!中身の色的に野菜なんじゃない?」
様々なご意見があると思いますが、結論をお伝えするとメロンは見方によって分類が変わります。
何ですかその曖昧な答えは!もっと男らしくハッキリ言ってくださいよ!
ぼ、僕に言われても困るよ!メロンは生産者と消費者のそれぞれの立場で見れば、分類の定義が変わってくるんだよ!
見方によって分類が変わる理由は、農林水産省が定めるそれぞれの定義が大きく関係してきます。
農林水産省が定める野菜の定義は、以下の4つです。
- 1年生の草本植物であること
- 田んぼや畑で栽培できること
- 加工の程度が低いこと
- 副食物であること
1年生の草本植物とは1年以内に開花・結実し、枯れた後は成長せず木化しない植物のことです。草本植物は、大きく1年生・2年生・多年生に分類されます。
簡潔に述べると、野菜とは、田んぼや畑で栽培でき、1年間で枯れてしまう草本植物ということです。
一方、農林水産省は果物の定義をこのように定めています。
- 2年以上栽培する草本植物及び木本植物であること
- 果実を食用とすること
上記の条件を満たす植物を、農林水産省では「果樹」としています。果樹=果物という認識でOKです。
木本植物とは幹が木化する植物のことで、多年に渡り開花・結実を繰り返します。つまり野菜と違い、1本の木から何度も(毎年)実を収穫できるということです。
こちらも簡潔に述べると、果物は数年掛かって木に実をつけ、その後何度も収穫できる植物ということです。
なるほど!野菜は1年で収穫できるけど、果物は収穫までに数年必要だということですね!あれ?この定義でいくとメロンは・・・。
メロンの品種の多くは春頃から栽培を開始し、初夏に旬を迎えます。メロンは栽培から収穫まで3~4ヶ月ほどなので、果物の定義からは大きく外れます。
納得できないという皆さんの声が聞こえてきそうなので、補足説明を加えさせてもらいますね!実は農林水産省では、メロンを「果実的野菜」と位置付けているんです!
果実的野菜とは、野菜に分類されてはいますが一般的には果物として扱う植物のことです。メロンの他にスイカやバナナなどが有名ですね。
つまり、農林水産省の定義では「野菜」に分類されるメロンですが、一般的な視点(消費者の視点)からみれば果物という認識でOKということなんです。
ややこしい!学術的には野菜で一般的には果物なんですね!ってことは、私から見ればメロンは果物なんでもう果物に決定でいいですね!?
だからそれを僕に言われても困るんだけど、そういう認識で合っているよ!生産者は「果実的野菜」としてメロンを栽培し、消費者は「果物」としてメロンを食べるってことさ!
ちなみに、総務省が実施している家計調査でも、メロンは果物(生鮮果物)に分類されています。
生産者と消費者の視点で属する先が変わるというのも面白い話ですね。
野菜と果物の違いってなに?
農林水産省が定める野菜と果物の定義は先にお伝えしましたが、一般的に見ればこの2つを明確に区別できる定義はありません。
そこで消費者目線で野菜と果物を区別してみましょう!
消費者の目線で野菜と果物を区別する際、ポイントになるのは以下の4つです。
実のなり方
畑を訪れる機会というのは少ないかもしれませんが、実際に実がなっている光景を見ることで野菜か果物か判断できます。
果物は木になる植物なのですが、メロンは明らかに違いますね。
売り場(購入先)
スーパーやデパートでメロンを買う際に、メロンはどこの売り場に置かれていますか?
どこって食品の果物コーナーに決まっているじゃ・・・あっ!果物ですね!
そのとおりです。一般的にメロンは果物売り場に陳列されています。
例外もあるでしょうが、野菜コーナーで他の野菜と混じってメロンが置かれてるケースは少ないと思います。
メロンは、果物コーナーにあるから果物である。シンプルでわかりやすいですね。
食べ方
メロンを自宅で食べるとき、炒めたり煮込んだりすることはまずないでしょう。
メロンは加工せず生で食べるか、スイーツのトッピングとして添えることが多いですよね!
野菜を生で食べることは多いかもしれませんが、アイスやケーキにトッピングしたり、凍らせてシャーベットなどにする機会は流石に少ないのではないかと思われます。
果物はデザートとして食べ、野菜は調理しておかずとして食べるという視点ですね。
メロンは、工夫しだいで様々な楽しみ方ができます。
メロンの美味しい食べ方について特集した記事を載せておきますので、ぜひ併せてご覧ください。
味
最後は味ですね。メロンの特徴といえば、何ですか?
はいはい!濃厚な甘みです!舌の上でとろけるような甘みに私の顔までとろけちゃいます!
もちろん野菜から甘みを味わうこともできますが、単純に糖度でいえば果物と野菜では勝負になりません。
質の高いメロンは糖度が14度以上あり、果肉の柔らかさも相まってこれぞフルーツって感じですよね!
高級で質が高いメロンの甘さは、食べた方を笑顔にすること間違いなしです。
高品質のメロンであっても追熟期間は必要です。
メロンの追熟期間や方法についてまとめた記事を載せておきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
メロンの仲間には何がある?
メロンと同じように、農林水産省の定義で「果実的野菜」に位置付けられる食用植物は他にもあります。
つまりメロンのお仲間ってことです!
ここからはメロンの仲間を少しだけご紹介します。
具体的には、以下のとおりです。
- スイカ
- いちご
- アボカド
それぞれ詳しく解説をしてきますね。
スイカ
スイカが野菜に分類されることは割と有名な話ですが、小さなお子さんなど初めて聞く方からすれば驚愕の事実でしょう。
あんなに甘くて美味しいものを野菜とは思わないですからね!私も初めて聞いたときは、驚き過ぎて絶叫しましたもん!
スイカが木になることはなく、畑の地面で栽培されるので野菜に分類されます。
いちご
いちごが野菜に分類されるのを知らなかった方は、意外に多いのではないでしょうか。
僕も最初は、いちごは果物だというイメージを持っていました!もちろん消費者目線でいえば果物なんですが、野菜という顔を知ってしまうとやはり驚きます!
園芸学では、いちごのような草の実(草本性)は野菜に分類されます。
ですが、ケーキやアイスなどのスイーツにも頻繁に使われるいちごが野菜だと言われても、やはり違和感を覚えますね。
アボカド
最後はアボカドです。
アボカドは、「果実的野菜」という文類ではありませんが、これまでとは違った意味でメロンの仲間なんです。
どういう意味かと言うと、メロンと同じように大きな意外性を持った食用植物ということです。
なんですか、なんですか!?焦らさないで早く言ってください!
驚かないでくださいね。実はアボカドは、野菜ではなく果物なんです。
森のバターと言われるほど栄養価の高いアボカドですが、農林水産省では2年以上栽培されている木本植物に分類されており、れっきとした果物なのです。
これはメロンの逆パターンの驚きではないでしょうか?アボカドは野菜だと思っていたのにまさか果物だったとは!スーパーでも野菜売り場で売られていますし、これは勘違いしますよね。
メロンは野菜でも果物でもどっちでも美味しい
メロンは野菜?それとも果物?のまとめ!
- 農林水産省の定義では野菜!メロンは「果実的野菜」に分類される!
- 消費者目線ではメロンは果物!見方によってメロンの立ち位置は変わる!
- 一般的に野菜と果物を明確に区別する定義はなし!その人の捉え方次第!
やや複雑でしたがメロンは学術的には野菜、消費者的には果物。つまりメロンは果物だという認識で大丈夫だということですね。
結局のところ、別にメロンが野菜でも果物でもどっちでもいいんですよ!こんなに甘くて美味しい野菜があるんだって思えばなんか得した気分になりませんか?
重要なのは、メロンは美味しい食べ物ってことですよ♬
メロンは、全国的に栽培が盛んなので一年中楽しむことができます。
とは言え、やはり旬な季節が一番美味しいです。メロンの旬な季節についてまとめた記事も載せておきますので、ぜひ参考にしてください。
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