メロン農家 久貝美佐子さんの「宮古島メロン、ハウスメロン」

生産者の声

「宮古島でメロンが取れるんだぁ~!」

「宮古でメロン作っている人がいるんだ。知らなかった。」

25年ほど前から宮古島のメロンが生産されてきましたが、ほとんど県外出荷が主流で、マンゴーのようにお中元など、島からの贈り物の選択肢にもなかった宮古島メロン。昨年冬場から、島の駅みやこ「メロン部会」がとても元気です!!

美味しいと言う喜びの声が農家にとって何よりも嬉しいのです。

その中の一人である久貝美佐子さんをご紹介します。

メロン農家 久貝美佐子さんの「宮古島メロン、ハウスメロン」
メロン農家 久貝美佐子さん(上野地区) ※2018年取材当時

25年ほど前はカボチャみたいなメロンからJAさんの指導で、ハウスを導入し、ピーマンなどを栽培し始めた久貝さん。

「その当時、上野地区で、ピーマン収穫量No.1の時もあったぐらい(笑)」

その後、有望作物として25年ほど前からメロン栽培をスタート。

「その頃は、クインシーメロンを<地這い>で、アンテナ(つる)無しで出荷していたので、カボチャみたいだった(笑)その後、今のようにメロンを立てて(立体)で栽培するようになりました。」

子供が巣立つまでは、仕事をやりながら(兼業農家)で大変だった当時。それでもご主人である守さんは、納得がいかないと「出荷したくない」と妥協せず、厳しかったそう。「悪いものを安く出すようなことはしない」と言う考えは、今も大事にしています。

2、3年前から品種を「クインシ―」からネットの盛上がりがよいワンランク上の品種「妃」に変えて、その綺麗さにほれています。

更に、ネットの出が良くなるようにと他の農家さん以上に玉ふき作業も時間がかかりますが、1玉、1玉丁寧に行っているそう。

みんなに喜んでもらえるのが嬉しい

美佐子さんが楽しみにしているのは毎週土曜日5人の子供とその家族・孫も合わせて20名余りが集まる大夕食会。メロンが取れる時期には当然、デザートはメロン!!

「孫や姪っ子たちが喜んで食べてくれるよ。楽しくていつも遅くまで遊んでいくよ」と嬉しそうに話します。

「いつも収穫したら、まず最初は、知人、友人、兄弟、親戚から。凄い!と喜んでもらえるのが一番嬉しい(笑)。みんなの笑顔作りのためにメロンを作っているのかも。」

今の目標は、「母の日」に向けて、綺麗で、おいしくて、求めやすいメロンが提供できたら・・・と考えています。「間に合うといいけどなぁ」と美佐子さん。

皆さん、母の日は島の駅みやこ「メロン部会」のメロン達を楽しみにしていて下さいね!

メロン農家 久貝美佐子さん

座右の銘は「自分に出来る今やるべきことを一生懸命にやること」

ご主人から水管理を習い、自らメロンの成長を見ながら水調整に挑戦中。