メロンって全国で栽培されている果物なんですよね?地域によって生産量にバラつきとかあるんですか?
もちろんさ!メロンを特産品としている地域とそうでないところでは、かなり生産量に差があるよ!気になる方も多いだろうから、メロン生産量日本一を紹介するね!
メロンの生産量日本一をランキング形式でさくっと公開!
まずはメロンの生産量を多い順に一覧表でまとめました。
生産地 | 収穫量(t) |
---|---|
茨城県 | 36,500 |
熊本県 | 25,400 |
北海道 | 20,400 |
山形県 | 10,400 |
青森県 | 9,650 |
愛知県 | 9,610 |
千葉県 | 7,880 |
静岡県 | 6,470 |
秋田県 | 2,980 |
鳥取県 | 983 |
参考:農林水産省 令和3年産指定野菜(秋冬野菜等)及び指定野菜に準ずる野菜の作付面積、収穫量及び出荷量
こちらは令和3年(2021年)のメロンの収穫量です。1位の都道府県は、茨城県という結果になりました。
2022年度版は、残念ながら農林水産省からまだデータが公表されていません。よって、このランキングが最新版ということになります!
茨城県がメロン大国であることを知らなかった方も多いと思います!次の章で各都道府県の詳しい解説をしていきます!
1位 茨城県
驚くべきことに、茨城県は23年連続でメロンの生産量日本一に輝いている「メロン大国」です。年間収穫量は、36,500トンにも上ります。年間の出荷量でも堂々の1位なんですよ。
実に約25%の全国シェアを誇っており、メロン以外にもピーマンやれんこんといった野菜の産地としても有名ですね。
温暖な気候と太平洋からの潮風、水はけのよい土壌がメロン栽培に適しています。
品種として有名なのは、特徴的なネーミングの「イバラキング」ですね!
メロンの王として茨城県の顔になってほしいという願いが込められています。
2位 熊本県
茨城に次ぐ第2位は熊本県です。年間収穫量は25,400トンで素晴らしい数値だと言えるでしょう。
熊本県は日本でも有数のメロン産地ですが、実はスイカの生産量が日本一なんです。
どちらも甘くて美味しいですよね♬
熊本県では昭和30年代後半からメロン栽培が始まり、品種はプリンスメロンからスタートしました。今では多くの品種を取り扱い、日本全国に出荷をしています。
有名な品種は、外国生まれのようなネーミングの「アンデスメロン」ですね!
ちなみにですが、アンデスメロンという名前の由来には面白い逸話があります。
興味のある方は、メロンの産地を特集した記事にて詳細を載せていますので、ぜひご覧ください。
3位 北海道
第3位は北海道で、年間収穫量は20,400トンです。北の大地も日本有数のメロン産地なんですよ。「夕張メロン」は、日本でもトップクラスの知名度を誇っていますね。
北海道の寒暖差の激しい気候が糖度の高い美味しいメロンを育てます。
画像のメロンは、ちょうど食べ頃の状態ですね!食べ頃のメロンを見分けるにはちょっとしたコツが必要です!
4位 山形県
第4位は、山形県です。年間収穫量は10,400トンですが、この辺りから収穫量の開きが大きくなってきますね。
水はけの良い砂丘地は、意外なことにもメロン栽培と相性が抜群です。
余分な水分を省くことでメロンの糖度を維持しており、日中の日差しの強さと夜の涼しさ、そして上質な地下水の恵みが甘味の強いメロンを育ててくれます。
オリジナル品種の「山形メルティ」が注目され始めています!
5位 青森県
第5位は青森県で、年間収穫量は9,650トンです。
青森産のメロンのほとんどが雨除けトンネルで栽培され、様々な品種をバランス良く育てています。
青森県のメロン主力産地となっている市町村は、つがる市です。こちらも砂丘地域の特徴である昼夜の温度差を生かした栽培方法がとられています。
青森県は、主力産地の名がついた「つがるメロン」が有名ですね!
6位 愛知県
第六位は愛知県で、年間収穫量は9,610トンです。
愛知県のメロン栽培の歴史は古く、明治時代にまで遡ります。温室栽培に力を入れており、特に「マスクメロン」は徹底した栽培管理の元、1株1果のみ結実させて育てています。
7位 千葉県
第7位は千葉県で、年間収穫量は7,880トンです。関東地域では唯一のランクインですね。
千葉県といえば落花生(らっかせい)が有名なピーナッツ王国ですが、メロン栽培にも力を入れています。
千葉県も高級マスクメロンの栽培が主ですが、驚くべきは温室栽培における組織体制です。
県内に海上温室組合・山武温室組合・君津温室組合・安房温室組合の4つがあり、千葉県温室組合連合としてマスクメロンの栽培に取り組んでいます。
各温室組合が一団となって栽培に取り組むなんて、マスクメロンに対する情熱が半端ではありませんね!
8位 静岡県
第8位は静岡県で、年間収穫量は6,470トンです。
静岡県のマスクメロンは糖度・質ともに優れており、メロンの最高峰とも言われています。
栽培方法にも様々な工夫が施されており、ほかの地域ではあまり見られない育て方です。隔離ベッドという地面から隔離されたプランターのようなところに植え付けます。
この栽培方法のメリットは、メロンに必要なときに必要なだけ水分を与えることができるという点です。
外観も中身もきめの細かい美味しいメロンを作るための秘訣と言えますね。
9位 秋田県
第9位は秋田県で、年間収穫量は2,980トンです。
秋田県も寒暖差を生かしたメロン栽培が行われています。日中の光合成でエネルギーを蓄積し、夜は活動量を最小限に抑えることで蓄積されたエネルギーを失わずに糖分に変換することができます。
有名なオリジナル品種に「秋田甘えんぼメロン」というものがあります!
あの、、。悪口ではないんですが、新種メロンのネーミングってどれも独特ですよね!
10位 鳥取県
第10位には、鳥取県がランクイン。年間収穫量は983トンで、初めて1,000トンを下回りましたね。
鳥取県でも砂丘地域の特徴を生かした栽培方法が行われています。トップ10内には砂丘地域がいくつもランクインしていることから、改めてメロンと砂丘の相性の良さが垣間見えた結果ですね。
鳥取県でも様々なメロンが栽培されていますが、今回は「エリザベスメロン」を取り上げます!ノーネット(網目なし)系で、鮮やかな黄色の果皮がインパクトありますよね?
やっぱり見た目より名前にツッコミどころが・・・。もちろんエリザベス女王と関係あるんですよね?
ないよ♬
ないんかい!!!
メロンの生産量世界一は?
メロンの生産量世界一は、意外なことに中国です。約49%の世界シェアを誇っており圧倒的な数値でした。
ちなみに、日本は21位です。同じアジア圏内でも大きく溝を開けられてしまいましたね。やはり国土と人口の巨大さがありますので、勝てそうにありません。
ですが、日本は数より質で勝負しています。「メイド・イン・ジャパン」は、世界でも認められたブランドなのですよ!
決して中国産メロンを否定するわけではないですが、やはり国産メロンと比較すると品質が天と地ほどの差があります!1つのメロンにかける手間暇が違いますからね!
お手頃価格で高品質メロンを栽培している産地とは?
お手頃価格で高品質なメロンを栽培している産地は、ずばり沖縄県宮古島です。
宮古島といえば高級マンゴーの生産地として有名で、年間収穫量は日本一を誇っています。そんな南国の楽園では、メロン栽培にも力を入れています。
冬の時期に果物が栽培できるという恵まれた気候と、栄養たっぷりの土壌を生かした栽培方法は、糖度が高く果肉がジューシーに仕上がった極上のメロンを生み出すことに成功しています。
高級ブランドメロンと同等の品質を誇っているのに、価格も手頃とか凄いですよね!やっぱり県民性ですか?沖縄の人ってのんびりした印象だから商売に興味がないんですかね?
さらっと沖縄の方々に失礼なことを言ったね!商売方法はともかく、メロンの品質があの「銀座千疋屋」に「こんなに美味しいメロンがあったのか」と驚愕させたレベルなんだよ!
宮古島のメロンは年々注目度を高めており、シーズンともなれば地元の道の駅に注文が殺到します。店頭に並べられたメロンは飛ぶように売れてしまいますので、道の駅の通販サイトを利用するのがおすすめですね。
一口でわかる、宮古島のメロン。一度食べたら忘れられない味。まだ試していないなら、宮古島の旬のメロンは今がチャンスです!
メロンはやっぱり国産が一番!
メロンの生産量日本一まとめ!
- メロン生産量日本一は茨城県。全国シェアは驚異の25%!
- メロンの有名産地には砂丘地域が多い!
- メロン生産量世界一は中国!
産地によって栽培されるメロンの品種は様々です。
メロンにはどのような品種があるか興味のある方は、メロンの種類について特集した記事を載せておきますので、ぜひご覧ください。
宮古島からの贈り物、一口で幸せを感じるメロン。
豊かな太陽と土壌で育った、甘くてみずみずしい宮古島産メロンで特別なひとときをお楽しみください。その甘さとフレッシュな香りで、忘れがたい味わいをご提供します。
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